鎌倉 極楽寺  2018/11/25

      2019/10/06

正式寺名:霊鷲山感応院極楽律寺
宗派:真言律宗
本尊:釈迦如来
創建年;正元元年(1259年)
開山:忍性
開基:北条重時

江ノ島電鉄「極楽寺駅」から徒歩で数分、極楽寺坂切通の近くにある鎌倉で唯一の真言律宗の寺院「極楽寺」、正元元年(1259年)に二代執権・北条義時の三男・重時が忍性上人を開山に迎えて創建します。元は深沢にあった阿弥陀如来像を本尊とする寺院を当時「地獄谷」と言われていたこの地に移したものと伝わります。

後に後醍醐天皇から菩薩の称号をいただいている忍性上人、大きな境内に施薬院、悲田院、両病院などの施設を設置、病人や貧しい人々を救済し生き仏と仰がれるようになります。最盛期には境内に金堂、講堂、十三重塔など七堂伽藍が配置され49の子院を持つ鎌倉有数の大寺でしたが、度重なる戦災や天災によって壊滅と復興が繰り返され規模は徐々に縮小、その伽藍も関東大震災で倒壊、免れたのは唯一葺の山門のみで他に現存する本堂、客殿、宝物殿はその後に再建されたものです。

元弘3年(1333年)、鎌倉幕府滅亡時の合戦で新田義貞の鎌倉討ち入を阻んだことで知られる極楽寺坂切通し、極楽寺を開山した初代住職・忍性上人が切り開いたと伝わります。今では広くなだらかな車道となっているので他に残される切通しのような面影はありません。死体が遺棄され、行き場を失った人々が辿りつく地獄谷に建つ極楽寺、この地の定めか荒廃と復興の繰り返しで決して境内の伽藍が見てきたものは安泰な歴史ではありませんでした。江ノ電の極楽寺駅からの上り坂、または成就院から下り坂、次から次へと拝観客がやってきて山門脇のくぐり戸の往来は結構賑やかです。残念なことに境内はすべて撮影禁止となっていますので後回しになっていましたが、この先いつ来られるかわからないので今回の鎌倉旅行、最後の参拝寺院を極楽寺といたしました。

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