鎌倉 甘縄神明神社  2018/11/25

      2019/10/06

主祭神:天照大御神
創建年・和銅3年(710年)
草創:行基
創建:染谷太郎時忠
社格等:旧村社


和銅3年(710年)8月、行基の草創により由比の長者と呼ばれた豪族「染谷太郎時忠」が小高い丘の上に神明宮、その麓に「神興山円徳寺」を建立、後に寺号を「甘縄院」と名付けたことに始まると伝えられ、鎌倉最古の神社と言われています。また源頼義が祈願して八幡太郎義家を授かったと伝えられ、以後将軍家の厚い加護のもと社殿の修復工事が行われています。

「吾妻鏡」によれば、伊勢別宮として源頼朝が崇敬し、文治3年(1186年)10月に社殿を修復、四面に荒垣と鳥居を建造しています。また建久5年(1194年)までに頼朝は三度、政子は二度、実朝は一度参詣をしている記録が残っています。明治維新の神仏分離により別当甘縄院は廃寺に、神明宮は明治6年(1873年)に村社に列格されます。その後、昭和時代になって「甘縄神明神社」と改称、普段は「甘縄神明社宮」、「甘縄神明社」とも呼ばれています。

江ノ電「長谷駅」から北上、メインストリートには長谷寺や高徳院(鎌倉の大仏殿)と鎌倉屈指の古刹が待ち受けますが、その少し東筋にある甘縄神明社ですが境内は静かです。静けさ故、この境内近くに文豪・川端康成の「山の音」に登場する信吾の家の裏山の神社のモデルとも伝わります。鎌倉最古のお寺は「杉本寺」、神社はこの「甘縄神明社」、ともに創建には奈良時代の仏教僧「行基」が関わります。残念ながら創建時の天武天皇がつくり上げる大和朝廷の時代の記録を見出すことができなっかった甘縄神社でしたが、今でもこうして立派な境内が残され、古都鎌倉の古刹として存在感はたっぷりです (^’^)

 - 鎌倉, 長谷 由比ヶ浜