鎌倉 高徳院  2018/02/16

   

寺名:大異山高徳院清浄泉寺
山号:大異山
宗派:浄土宗
本尊:銅造阿弥陀如来坐像(国宝)
創建年:不詳
開基:不詳
中興;祐天
正式名:大異山 高徳院 清浄泉寺
別称:鎌倉大仏

長谷にある浄土宗の「高徳院」、正式には「大異山高徳院清浄泉寺」。創建は天平年間に行基によると伝えられます。明応7年(1498年)の大地震と水害により堂宇は壊滅して露座となった大仏だけが残りますがその後も荒廃の一途をたどります。江戸時代中期になって増上寺の祐天和尚が「清浄泉寺高徳院」と称する念仏専修の寺院を再興、浄土宗光明寺の「奥之院」に位置づけられます。

仁王門

阿形像

吽形像

中門

「鎌倉の大仏」と通称される本尊の銅造阿弥陀如来坐像は、建長4年(1252年)鋳造に着手されたもので完成は不詳、像高約11.3m、重量約121tの金色に光り輝く本尊は本堂に納められます。建武元年 (1334年)と応安二年(1369年)の大風の頃には既に本堂が流されて風雨にさらされていたとの記録が残っているということです。本堂を造る計画もあったらしいのですが結局のところ再建されず、たくましい雄姿で昭和33年(1958年)に国宝に指定され現在に至っています。

阿弥陀如来坐像(大仏様)

胎内

2013年の夏は仁王門像が修復に入っていて仁王門はもぬけの殻状態でしたから久しぶりの参拝でまずは仁王門へ足を運びます。2011年秋から修復作業が進められ、2014年4月2日、完了の記念法要が同仁王門前で執り行われたということで色鮮やかになった阿行像、吽行像にようやくご対面、そして国宝の大仏様が迎えてくれる境内へ・・・ 時刻は朝の9時、かつてなら拝観が始まる8時から大仏の周りにはたくさんの人が詰めかけていたけど・・・ 誰もいない。2月だからだろうか、こんなこともあるんだ。lucky !! しばらくして少しずつ参拝客がぞろぞろと、いつもの境内になってきました。じっくりと見せていただいた大仏様、変わらぬ優しい笑みを浮かべた表情にうっとりです。大仏像の裏手に佇む「観月堂」、15世紀に朝鮮王宮内に建築されたと伝えられる建物が移築されたもので、江戸後期の作品とみられる観音菩薩像が安置、鎌倉観音霊場23番札所となっています。前回からずっと心残りだった仁王門像にも会え、大仏様もひとり占め、幸先の良い早春の鎌倉の旅、気を良くして次へと進みます。

観月堂

茨城県の松栄子供会によって奉納された「大わらじ」

 - 鎌倉, 長谷 由比ヶ浜